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シェルビーアジアAPモデルはシェルビーコブラのレプリカですか?
一言でいいますとレプリカです。
継続生産モデルは当時のオリジナルモデルを忠実に再現したモデルですが、オリジナルではなく、かといってレプリカでもありませんので継続生産モデルと呼んでいます。APモデルは当時のオリジナルと近いですが、すべてを忠実に再現していませんのでレプリカとなります。
ただAPモデルは現代の技術によって、シャシーがオリジナルよりも強固に作られているほか、ブレーキのパワーアシスト、エンジン、トランスミッション、バッテリー搭載レイアウトなどが現代基準で作られており、非常に乗りやすくできております。 -
シェルビーアジアAPモデルはどういう会社で作られ、どこの国で作られているのですか?
シェルビーディストリビューション社が生産委託しているスーパーフォーマン社(本社:カリフォルニア州アーバイン)の南アフリカ工場にて、フレーム、ボディ、サスペンションが作られ、半完成キット(ローリングキット)の状態で弊社に送られます。日本にて、エンジン、トランスミッション、装備類を組み込んで完成です。
これまで24年間に渡って蓄積してきた、シェルビーアジアが持つノウハウと、高い技術を持つ日本人スタッフが組み上げますので、日本のお客様に安心していただけると自負しています。
なお、スーパーフォーマンス社は、60年代当時にコブラの製造にかかわっていたスタッフを集め、当時の図面や治具、ラインを使って製造しています。 -
シェルビーアジアAPモデルと、シェルビーのCSX4000/6000シリーズ(継続生産モデル)との違いを教えてください
構造上の違いについて、ご説明しましょう。継続生産モデルは1960年代のオリジナルモデルをベースにしており、丸パイプでスペースフレームがつくられているほか、ボディやシャシーは当時のままのデザインを踏襲しています。
APモデルは角パイプをつかったフレームで、サスペンションにウィッシュボーン形式を採るなど、現代技術をふんだんに採用。日本の道路事情にあったモデルにしていますので、気軽に乗っていただけるクルマに仕上がっています。ボディデザインもグリルやテール、サイドのデザインが継続生産モデルと異なります。
生産工場は継続生産モデルと同じスーパーフォーマンス社なので品質は高く、安心してお買い求めいただけます。
狭い意味でのブランドも異なります。APモデルはキャロル・シェルビー氏、およびアメリカのSAAC(Shelby American Automobile Club)のレジストレーションを受けていません。
価格は大きく異なります。APモデルは1,080万円~ですが、CSX4000/6000シリーズは1,800万円~です。もし、お客様がこだわりたいとお考えでしたら、継続生産モデルをお選びください。コブラに初めてお乗りであるのであれば、APモデルをお薦めします。
SAACワールドレジストリー CSX4000のシリアルプレート CSX6000のシリアルプレート(室内) -
シェルビーアジアAPモデルのエンジンの種類を教えてください
標準装備のエンジンはフォードモータースポーツ社製の302キュービックインチ(4949cc)のOHV・V型8気筒です。オプションとして363キュービックインチ(5948cc)、482キュービックインチ(7899cc)などがございます。
詳細につきましてはAPモデルのオプションページをご覧ください。 -
シェルビーアジアAPモデルとCSX4000のコクピットの違いを教えて下さい
CSX4000のコックピット APモデルのコックピット
デザインはオリジナルを踏襲しています。ただし、詳細な部分において若干違いがございます。詳細はお問い合わせください。 -
シェルビーアジアAPモデルの納期はどれくらいですか?
通常の場合、オーダーされましてから6ヵ月となります。すでに生産されたモデルがシェルビーディストリビューション社に在庫がありましたら3ヵ月です。
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新車価格1,080万円ですが、諸費用込みでいくらですか?
登録諸費用込みで1,200万円ほどになります。詳しい諸費用につきましては、お問い合わせください。
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オイル交換のサイクルはどのくらいで行なえばよいですか?
納車後500km点検、1000km点検、その後は3000km毎のオイル交換を推奨いたします。
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新車保証はありますか?
1年間または6000kmです。エンジン、トランスミッション、ディファレンシャル、ブレーキ(パッドを除く)など、重要保安部品の一般保証となります。詳細につきましてはお問い合わせください。
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アシに使えますか?
天候や道路状況によって一概には言えませんが、ハンドル、クラッチ、ブレーキがCSX4000/6000に比べ軽いので、普段のアシに使えると思っていいでしょう。
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雨の日でも乗れますか?
ソフトトップがございますので、雨の日でも乗ることができます。ただし、現代のオープンカーのように一体になった電動式、手動式のソフトトップではありませんので、装着には少々時間がかかります。その点を考慮する必要がございます。
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燃費はどのくらいですか?
搭載エンジンの排気量によって異なりますが302キュービックインチ(5000cc)エンジンの場合、高速走行で5~6km/リッターになります。(参考値)
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"ERA""コンテンポラリー"という会社を聞いたことがありますが、どんな会社ですか?
コンテンポラリー社は1980年初頭、ニューヨーク州マウントバーノンというところで、当時マックスファクターという化粧品の営業部長をされていたピーター・ベイヤー氏が設立しました。後にスーパーフォーマンス社が誕生するまで、世界で一番キットカーのコブラを販売した会社です。彼は1980年までオリジナルのシェルビーコブラ427S/Cを所有しており、自身の所有車である「CSX3045」から型を取って、コンテンポラリーモーターカンパニー社をスタートさせました。
フレームは丸パイプで作られており、コーナリング時の捻れ剛性に強く、角フレームを採用したERAに比べ、走りを重視して作られていることも特徴です。足回りは、入手しやすいジャガー製のダブルウィッシュボーン式です。しかしロワアームのみで、アッパーアームはありません。年間300台の生産規模をもっていました。
ERA--正式にはERAレプリカオートモビル社として1981年に設立された会社で、現在アメリカのニューブリテン州に本拠を構え、427S/Cや289FIA、289スラブサイド、GT40のレプリカを生産しています。
フレームは角パイプでつくられていますが、横方向を支えるフレームがないため剛性不足が感じられ、運転状況やトラクションのかかり具合によっては、ハンドルをとられる事例が見受けられます。足回りはコンテンポラリーと同様、アッパーアームのないジャガーまたはフォード9インチ(マスタング)です。
ただし、ボディのラインは「なるほど!」と思わせるほどよくできています。ドアの長さが短いのが特徴です。生産規模は年間20~30台と少量です。田邊はERA円に丸パイプフレームベースにすれば、走りも納得のいくモデルができたのではないかと思っています。
1992年に登場したのが、スーパーフォーマンス社のコブラです。フレームは生産しやすい角パイプフレームを使いつつ、ねじれ剛性を高める構造を採用。足回りはロワアームとアッパーアームがあり、現代のハイグリップタイヤにも対応するシャシー性能を実現しました。